半年間白湯を飲み続けた結果!
嬉しい美容健康効果をライターが解説します

半年間白湯を飲み続けた結果!嬉しい美容健康効果をライターが解説します

突然ですが、みなさんは「白湯」を飲む習慣がありますか?
冷え性と便秘に悩んでいたコーヒー大好きな筆者、ひょんなことから白湯を生活に取り入れるようになったのですが、続けていたら思いもよらない健康&美容効果の恩恵がたくさん!
ただのお湯と侮るなかれ、白湯を飲み始めてから体の調子がいいんです。
今回は白湯生活の体験談をはじめ、白湯の作り方や続け方、健康にいい理由や飽きが来た時のアレンジレシピまで、白湯に関する情報を徹底解説します。
ぜひ毎日の生活に取り入れてみてくださいね。

白湯を飲み続けた結果、体質がこう変化した

白湯を飲み続けた結果、体質がこう変化した

新型コロナで外出ができない日々が続き、せめて部屋を過ごしやすく快適にしよう!と思い立って電気ケトルを買った筆者。
通っているマッサージ店で施術の後に毎回頂いている白湯(さゆ)を思い出し、もしかして水以上に健康にいいのでは? と試してみることに。
毎朝起きたら一杯ケトルで沸かした白湯を飲み、コーヒーは1杯だけ。2杯目以降は白湯に置き換えるという生活を始めました。

便秘が解消された

白湯を飲み続けた結果、お通じがかなり良くなりました!
特に生理前の便秘がひどく、運動しているのになぜ……と凹んでいた筆者。
温かい白湯を起き抜けに飲むことで腸が温まって動きやすくなり、便秘に悩むことがかなり減りました。

冷え性の改善

こちらも効果てきめんでした。飲み始めて2週間ほどでしょうか、最もすぐ実感できた印象があります。
飲みたての時は体がぽかぽかして体温が上がっている感じになり、続けていくと素の体温に変化がありました。
私は冬よりも夏の冷房で冷えやすい体質のようなのですが、エアコンの冷気を浴びた時特有の手足の冷たい感じがかなり改善されました。
冷え性は体内の冷えが原因となって起こりますから、温めてあげることで症状を緩和できたのですね。

汗をかきやすくなった

体が温まって基礎代謝が上がったのか、日課のロードワークの時に汗をかきやすくなりました。
デトックス効果が増し老廃物の排出がスムーズになっているようでうれしかったです。

寝付きやすくなった

目を閉じてから1時間~2時間は眠りにつけない体質も改善されました。これは期待していなかった効果なのですが本当にありがたい!

食べる量が減った

水って意外と腹持ちがいいんです。間食替わりのコーヒーが白湯に変わっただけで、お昼ごはんや夕飯の白米の量がかなりへりました。

肌がきれいになった

便秘解消や代謝の向上でからだの中の老廃物が外に出やすくなっていたのかもしれません。
両頬のてっぺんの荒れが落ち着き、あごのニキビも改善して美肌を取り戻すことができました。

すごいけど、白湯ってなに?

すごいけど、白湯ってなに?

自分自身が体感してお伝えできるものだけでも、白湯のメリットはたくさん!
特に効果が速く明確だったのが冷え性でした。
口コミでは「花粉症がよくなって驚いた」「お通じがよくなってむくみが取れたからか、体重が落ちてダイエットに成功した」という意見も。
ここからは白湯の作り方や有効な取り入れ方など、白湯に関する知識をお伝えします。

そもそも白湯ってなに?

白湯とは読んで字のごとく、沸かしただけでなにも混ざっていないお湯のことです。
美容・健康効果があると一時期ブームになってからは、白湯を飲める温度まで冷ました「湯冷まし」を指して「白湯」ということが多いです。
お湯といっても人肌程度のぬるま湯から沸騰した熱湯まで様々ですが、白湯はしっかり沸騰させたうえで飲みやすい温度まで下げて味わいましょう。

白湯の作り方は?お湯を沸かして飲めばいいの?

インド・スリランカで生まれた最古の医学「アーユルヴェーダ」では、白湯が伝統的な予防医学として扱われています。
アーユルヴェーダ式・白湯の作り方は以下の通り。

  • やかんや鍋に水を入れる。蒸発することを想定して少し多めに
  • ふたをし、強火にかける
  • 沸騰したらふたを外し、弱火で10〜15分程わかし続ける
  • 時間が経ったら火を止めて、50℃くらいに冷ます

ポイントは時間をかけてしっかり沸騰させることと、人肌よりも少し高いくらいの温度に冷まして飲むこと。
内臓(消化器官)をしっかりと温められます。

ケトルやウォーターサーバーのお湯でもいいの?

個人の見解になりますが、私はいいんじゃないかと思っています。
というのも、私自身が正しい作り方のもの4割、ケトルのもの6割くらいで白湯を飲んでいるから。
後ほど飲みたいタイミングを詳しくご紹介しますが、白湯をぜひ飲んでほしいのは朝一番、起きたばかりの時間帯なんです。
朝の忙しい時間に10分から15分火の近くにいるのは、ちょっとためらってしまいますよね。
白湯は継続して飲むことが大切だと思うので、まずは自分にとって簡単な作り方で初めてほしいところです。
白湯を飲む習慣がしっかりついてきたら、ぜひご紹介した作り方にチャレンジしてみてくださいね。
水によってはまったく味が違って驚くかもしれません。
ただし、電子レンジはあまりおすすめしません。
個人の感想ですが、特に水道水を使った場合ケトルよりもしっかり「不純物が残っている感」がわかってしまう印象がありました。
味のよさは沸騰させる=ウォーターサーバー>ケトル>電子レンジ という感じ。

どんな水を使えばいいの?

おすすめは軟水の天然水やミネラルウォーター!基本的には飲料水であればなんでもOKですが、胃腸の負担になりやすい硬水を使うのはあまりおすすめしません。
日本大百科全書(ニッポニカ)には、「白湯は水そのものの味が直接味覚に感じるので、使用する水の水質がよくなければならない。とくに水道水では塩素を含むため、十分に沸騰させることが味のよい白湯をつくる条件である(一部抜粋)」とあります。
白湯はシンプルな作り方と材料ゆえに、味の違いがはっきり分かるものです。
コスト面で毎日続けるのに問題がなさそうなら、天然水が飲めるウォーターサーバーで楽に白湯を楽しむのもいいですね。

白湯を飲む回数やタイミングは?

決まったルールは特にありませんが、おすすめは毎朝起きてすぐの時間に飲むこと。
お腹がすいた状態で白湯をコップ1杯飲むようにすると、お通じによく効果が出ます。
水分不足の腸を温めながら水分を補って、便秘を解消しましょう。
アーユルヴェーダの考え方では朝寝起きに一杯、朝食、昼食、夕食時に1杯ずつ、食事と一緒に飲むのが基本とされています。
私はあまり厳密に守っていませんでしたが、1日に3~4杯飲んでいたコーヒーを1杯にとどめ残りは白湯に置き換えるようにしていました。
ほどよくお腹も膨れますよ。

白湯を毎日続けるための秘訣

ぜひ毎日飲んでほしい白湯。楽においしく楽しむために、私が実践したコツや注意点をお伝えします。

まずは楽な作り方で

白湯に限らず、面倒くささがネックで続きにくいものって多いですよね。
先ほどもお話ししましたが、正しい作り方でないとダメだ! と考えてしまわず、まずはカンタンに作れる方法で「お手軽白湯健康法」を試してみましょう。
朝時間が取れるなら鍋ややかんでアーユルヴェーダ式白湯、予算があるならウォーターサーバー、手軽に作りたいならケトルといったように、自分に合った方法を見つけるのが良いですね。
まずは1週間、2週間と続けていくと、いつの間にか白湯が当たり前の日常になっているはず。

沸かし直しより保温ボトルを活用して

一度沸騰させた白湯を沸かし直す場合、塩素が抜けているため雑菌が繁殖しやすくなっています。
白湯を飲む時は都度沸かすようにして、難しければ保温ボトルに入れてなるべく早めに飲み切りましょう。

水分補給用のドリンクには常温のお水を

白湯を習慣にした場合に限った話ではないですが、糖分の多いジュースを頻繁に飲むのは避けましょう。
せっかく白湯を取り入れたのに胃腸の負担が増してしまいます。キンキンに冷えたものであれば、内臓の冷えにもつながります。
水分補給にはなるべく水やレモン水などを活用するのがベスト。
味が濃い加工物を減らしてみると、加工が少ない食べ物のおいしさがよく分かります。

即効性のあるダイエット効果はない

むくみを解消し老廃物を輩出しやすくしてくれるため、ダイエット効果もあるとされている白湯。
しかし、飲んだから○キロ痩せる!というものでもありません。
ダイエット目的で白湯の働きを活用したい場合は、運動や食生活の見直しも一緒にスタートしましょう。

試してほしい!白湯にプラスワンアレンジ

試してほしい!白湯にプラスワンアレンジ

何も混ざらないから「白湯」。
でも、飽きてきてしまったらちょっとアレンジを加えてみるのも楽しいですよ!
排出を促したり体を温めてくれたりする食べ物やスパイスをチョイスしましょう。

生姜(ショウガ)

生姜は代表的な体を温めてくれる食材。はちみつとの黄金コンビがお馴染みです。
カップに生姜を入れ、白湯を約200ml入れてみましょう。
生姜が多めのレシピなので、味が濃いなと思ったら白湯で調整します。
すりおろしやチューブの生姜でスプーン1杯分、皮付きスライスで5枚~6枚程度がめやす。
スライスの場合は成分を抽出するため、10分ほど蒸らして飲むと◎。

梅干し

梅干しに熱を加えることで「ムメフラーム」という成分が発生し、血流を促進して白湯との相乗効果でさらに体を温めてくれます。
クエン酸も多く含まれるので、血液をサラサラにして新陳代謝を高めます。
マグカップに対し焼いた梅干し1個~2個を入れて白湯を注ぎ、梅干しをつぶせばOK。

はちみつ

はちみつにはむくみ予防の効果があり、アーユルヴェーダでも重宝されている食材です。
水や白湯を飲むのが苦手な方や白湯に飽きてきてしまった方は、150mlの白湯に対してティースプーン1杯を目安にはちみつを溶かしてみましょう。
生姜やレモン汁と組み合わせてもおいしいですよ。

シナモン

ホットワインにも使われるシナモン。
毛細血管を修復したり、血糖値を正常にして血行を促進したりする作用があります。
シナモンパウダーであれば白湯150mlに対しティースプーン1杯分が目安。
スティックであれば1本を沈めてみましょう。

レモン

レモンは腸に刺激を与えて動きを活発にしてくれて、脂肪を抑える作用も期待されるダイエット効果抜群の食材。
美肌に欠かせないビタミンCや疲労回復を促すクエン酸も豊富に含まれています。
カップに入れた白湯約200ml(マグカップで6分目~7分目)に対しレモン果汁5滴程度(最大で大さじ1杯)を入れて飲んでみましょう。

白湯を生活習慣に!まずは継続して

体にうれしい効果がたくさんの白湯。
不調にお悩みの方は、まずできる方法で白湯を毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
たまにはちょっとアレンジしてみると、もっと楽しく飲み続けられるかも!

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