ダイエットに効果的なのは硬水?軟水?

ダイエットに効果的なのは硬水?軟水?

水分補給はダイエットにも効果的だということをご存知でしょうか?
そもそも水はヒトの体の約6割を占める物質ですので、生命維持の必須アイテム。
どうせ毎日飲むものなら、適切に水を摂取して痩せ体質の獲得につなげたい!とミネラルウォーターを取り入れている方もいらっしゃるかもしれません。
ダイエットを意識したお水選びの時に気になるのが、ペットボトルに記載された「硬水」・「軟水」という表示。
違うものということはなんとなく分かりますが、よりダイエットに良いのはどちらなのでしょうか?
水のダイエット効果をアップさせる摂取ルールについてもご説明します。

効果が高い硬水、続けやすい軟水

効果が高い硬水、続けやすい軟水

結論から言うと、ニーズによって選ぶべきお水は異なります。
なぜなら、硬水と軟水のどちらにもダイエット効果に直結するメリットとデメリットがあるからです。
ここから下では、硬水と軟水の違いやそれぞれの強みについてまとめています。
ぜひ参考にしてくださいね。

硬水と軟水の違いって?

「硬水」「軟水」の違いは、カルシウムやマグネシウムといったミネラルを多く含むか少ないかの違いです。
日本でよく飲まれるのはミネラルの量が少ない軟水で、海外のミネラルウォーターなどに多いのはミネラル量が多い硬水。
ダイエット時に気になる「効果の高さ」「続けやすさ」にフォーカスして、さらに詳しくチェックしていきましょう。

硬水のミネラルで代謝UPを実現!

硬水の魅力は、速やかにミネラルを体内に取り入れられるところ。
ミネラルは私たちの身体の臓器や組織を円滑に機能させるために必要な要素ですが、ビタミンと力を合わせてカロリーをエネルギーに変える「代謝」をアシストする働きもあります。
また、下剤にも使われるマグネシウムが便を柔らかくして排泄をスムーズにしてくれますし、カルシウムにより胃腸が刺激されて便通を促す作用や脂肪の吸収抑制作用も持っています。
代謝の活性化と老廃物排出の効果から、早く代謝を上げて痩せやすい体を作りたい人におすすめです。
ただし元々便通が良い人が硬水を取り入れると、下痢などの不調につながってしまう可能性もあります。
体の調子を確認しながら、少しずつ飲んでみましょう。

体にやさしく飲み慣れた軟水

ダイエット効果に期待ができる硬水ですが、デメリットは飲み口の独特さ。
しっかりとした風味を好む人もいれば、お腹にずっしりとくるような独特の重さや苦みを感じる人もいます。
とりわけ地質柄軟水を飲むことに慣れている日本人は、クセの強い飲み口に苦手意識を強めてしまうケースも。
軟水は口当たりが柔らかく消化器官への負担も少ないうえ、硬水よりも体内への吸収浸透性に優れています。
新陳代謝を促し、老廃物の排泄を早める効果があることから、機能面でも軟水に劣るということはありません。
飲むことに抵抗感なく、毎日きちんと摂取することで持続的なダイエットにつなげたい人には軟水が向いています。

硬水と軟水、どちらも取り入れるのも◎

水を飲むシーンによって硬水と軟水を使い分けるのも有効。
起床後や入浴の前後、夜は飲みやすく吸収性に優れる軟水を選び、食事の前後は食べる量を抑えるために腹持ちがいい硬水を飲むといった取り入れ方ができます。
さらに、飲酒後やその翌日は軟水、便秘やホルモンの乱れが気になる時には硬水、と体調に合わせてみるのもいいですね。

飲み方の工夫で水ダイエット

飲み方の工夫で水ダイエット

硬水や軟水には様々なダイエット効果があるということをお伝えしてきましたが、ただ水を飲み続ければ痩せるというものではありません。
タイミングや量など、効率よく水のメリットを享受できる具体的なやり方について説明します。

1日に2リットルが目安

老廃物は主に尿となって対外に出ていきます。
うまく排出できなくなると老廃物が体内に溜まって不具合が発生したり、代謝が悪くなったりしてしまいます。
代謝を良くして酸素をスムーズに体中に行き渡らせ、脂肪の燃焼率を高めるためには、排出される以上の水を飲むことが大切。
成人の1日の排尿量は約1.4リットルと言われているので、摂取する水の量はだいたい2リットルをめやすに取り組みましょう。

ダイエットに良いタイミングは?

一度に2リットルを飲むのは大変。
コップ1杯ずつを1日数回に分けて飲むことで、こまめに水分を補給しましょう。
その中でも起床時、食事前、汗をかいたとき、寝る前がおすすめです。

起床時

ぬるめかやや熱めの白湯をコップ1杯、一気飲みせずゆっくりいただきましょう。
体温が上がり身体もシャキッとします。

食事前

食べながら水を飲んでしまうと、胃酸が薄まり消化力が落ちます。食前20〜30分前に水を飲むと◎。
腹持ちの良い硬水や炭酸水を取り入れて食べ過ぎを防止するのもいいですね。

汗をかいたとき

夏や運動時は大量に汗をかくため、水分が失われて血液の流れが滞ります。
こうなると酸素が体内に行き渡らなくなってしまうので、適度な水分補給が必要。
体のコンディションと相談して、こまめに水を飲みましょう。

寝る前

ヒトは就寝中に約200ミリリットルの汗をかくと言われています。出ていく水分を補うため、寝る前にコップ1杯分の水を飲みましょう。
体を冷やさないよう、冷たすぎない水がおすすめです。

身近な水を活用してダイエット

硬水や軟水を活用したダイエットは、手軽にできて体の調子を整えることにもつながるおすすめのボディメイク法。
毎日の水分補給スタイルを工夫して、水のチカラを痩せ体質ゲットにつなげましょう。

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